ごあいさつ
タクシー・バス・自動車教習所で働く方の労働条件改善に奮闘します
自交総連は、タクシー・ハイヤー、自動車教習所、観光バス労働者を組織する労働組合です。全国に約1万人の組合員がいます。
いまタクシー・バス労働者のくらしは規制緩和と不景気のあおりを受けて「どん底」です。営業収入は年々さがり、賃金は十数年前の水準に逆戻りしてしまいました。地方によっては、月給が10万円以下など、最低賃金や生活保護水準にも達しないありさまです。二種免許という資格を持ち、日曜でも深夜でもお客さんのニーズに応えて運行する大切な仕事をしているのに、こんなことでいいのでしょうか。
自動車教習所では、少子化、18歳人口の減少から、多くの自教経営で将来不安をあおり、賃下げやリストラ「合理化」を労働者に押しつける動きが出ています。契約指導員などの名称で、嘱託やパートなど不安定な雇われ方をする労働者も増えています。労働者が団結をして、不当な「合理化」とたたかわないと、権利を守ることはできまません。
こんなひどい状態になってしまったのには、働く人を使い捨てぐらいに考えている経営者の責任、それを野放しにしている行政の責任、弱者に目をむけない政治の責任など、さまざまな原因があります。
でも、それに対して、労働者自身が黙っていたのでは、何も変わりません。
黙っていれば、ますますひどくなるばかりです。
労働者一人ひとりは弱い存在でも、みんなが力を合わせれば、大きな力を発揮できます。いまのひどい現状も、少しづづではあっても変えていけます。
自交総連は、タクシー・バス・自動車学校の労働者が人なみの賃金・労働条件で働けるようになるために運動しています。会社(資本)や特定政党から独立して、経営者となれあわず、労働者の立場から堂々と意見をいい、不当な回答や態度に対しては断固としてたたかう組合です。
これまでも、不当解雇の撤回など労働者を守る闘いや労働条件の改善、政策要求の実現など数々の成果をあげてきました。仲間が増えれば、さらに運動が前進します。
ぜひ、あなたも仲間になって下さい。一緒に現状を変えていきましょう。
自交総連は、組合づくりの応援をしています。
賃下げされた、解雇された、不当な処分・配置転換、事故で賃金がカットされる、有給休暇がとれない、会社がつぶれそう・売られそうなど心配がある方、自交総連福岡地方連合会にご相談ください。
自交総連福岡地方連合会
執行委員長 中村 朗